武士道の武士(さむらい)とは、日本に存在した、武力や政治を担った階級の人々を指します。武士は、ただ戦うだけでなく、主君に忠誠を尽くし、領地を守る役割を持ちました。彼らは剣術や弓術などの武術を身に着け、同時に知識や教養も重視し、統治者や行政官としても活躍しました。武士の生き方や倫理をまとめたのが「武士道」です。
その武士道には「7つの徳」があり、武士が守るべき倫理や行動基準を示したもので、以下のように整理されています。
1,義(ぎ)正義を貫く心
「義」は 武士道の中で最も大切にされてきた徳であり、正義を意味します。どんな状況であっても、卑怯なことや狡猾な行為をせず、正直に正義を貫くことが「義」です
2,勇(ゆう)正義を成す勇気
正しいことを行うために恐れずに行動する力。勇気とは単に無謀な行動ではなく、正義を貫くための精神です。
3,仁(じん)他者を思いやる心
慈悲深く、他者に対して優しさや思いやりを持つこと。強さと同時に、弱者を守る優しさを持つことが理想とされました。
4,礼(れい)他者への尊重
敬意と礼儀を重んじること。相手に対する敬意を持ち、礼儀正しく振る舞うことは、武士の品格を示すものとされました。
5,誠(まこと)正直であること
嘘をつかず、誠実に生きること。武士は、言葉や行動に責任を持ち、誠実さを貫くことが大切とされました。
6, 名誉(めいよ)高潔であること
自分の名誉を守ること。他人の評価や信頼を重視し、恥を避け、名誉を守ることが武士の誇りでした。
7. 忠義(ちゅうぎ)主君への忠誠
主君や家族に対する忠誠心を大切にすること。武士は、どんな状況でも主君に忠実であるべきとされました。